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パワープレイス紀行

みんなが少しずつ力を出しあうプロジェクト

吉野と暮らす会 / 奈良県吉野町

木のまち、吉野。ここではたくさんの人々が吉野の木の仕事に携わっています。そんな吉野町では中学校に入学する際
に生徒たちが3年間使い続ける自分のつくえを組み立てるワークショップが毎年、開催されています。
つくえの木部は吉野町産ひのきを使用しており、吉野町のさまざまな人々の思いと共に子供たちの元に届きます。

このワークショップは「愛・学習机プロジェクト」として、2012 年に始まりました。山守でもある吉野町の中井章太町長が中心となり、以前から親交のあったデザイナーの若杉浩一氏(当時内田洋行所属)、藤森泰司氏(家具デザイナー 藤森泰司アトリエ)らに声をかけ、吉野木材関係の有志で作り上げたプロジェクトです。
「地域の木を子ども達に使ってもらいたい」「毎日通う学校だからこそ良いものを使って欲しい」という吉野町の人々の強い思いによってプロジェクトが始まり、10 年以上の月日が経つ現在もワークショップが続いています。

プロジェクト発足から現在まで、林業、製材所、集成材工場、木工所の後継者たちによる「吉野と暮らす会」が支えています。机の天板部は吉野町内の各工場で毎年製作しており、調達、製作は吉野町内で完結しており、循環型の取り組みとなっています。メンバーがそれぞれ力を出し合うことで、ワークショップを続ける事ができています。
ワークショップが10 年目を迎えたことを期に、吉野と暮らす会のメンバーにお話を伺いました。

ご協力:吉野町教育委員会
吉野町小中一貫教育校 吉野さくら学園吉野中学校

ぜひ、吉野と暮らす会の思いを映像でご覧ください。

森 麻衣子

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