HOME > WORKS > 「変わらぬ価値と変わる価値」企業ビジョンを未来へと継承するオフィス

事例一覧に戻る

Works 事例紹介

東日本旅客鉄道株式会社 東京建設プロジェクトマネジメントオフィス様

「変わらぬ価値と変わる価値」企業ビジョンを未来へと継承するオフィス

「変わらぬ価値と変わる価値」企業ビジョンを未来へと継承するオフィス

担当者からのひとこと

広い執務フロアには、回遊動線をめぐらせ、社員同士のつながりが生まれる仕掛けを随所に配しています。フロア間をつなぐ内階段も活かし、異なる部署との連携が図りやすく、立ちミーティングやオープンスペースで会話されているコミュニケーションシーンが広がっています。さらに採用したグループアドレスの全ての席を角席とすることで、声掛けがしやすい環境が生まれています。新しいオフィスでのにぎわいのある風景を拝見して設計担当としてとても嬉しく感じています。
 社員食堂・カフェフロアでは、リラックスできるインテリアや仕掛けをデザイン。山手線をみながらくつろぐ特等席、鉄道林ビッグテーブル席、落ち着けるブース席、床レベルを変えたラウンジピットなどを用意。また、空間を分割してセミナー・会議・パーティなど、仕事やイベントにも活用いただいています。
 レセプションフロアには、発足より変わらないJRロゴを中心に、映し出されるスピード感ある映像コンテンツが来訪者をいざないます。そして、”今日もたくさんのドアが開いて「ただいま」が聞こえる 究極の安全が支える みんなのくらし”が描かれる優しいイラストレーションによってシンプルな空間に彩りを添えています。また、鉄道林の活用は弊社の取り組みである「タニチシステム」※により実現。デザインした鉄道林ロゴマークを社員の皆さんと一緒に鉄道林でできた家具に焼印を押しました。先人の思いや未来へのメッセージが感じられるオフィスに愛着を持っていただいています。

※タニチシステム(木材活用マネジメント)とは、木材流通システムの最適化を通じて地場産業の活性化や人と人の絆の再構築を目指す取り組みです。

プロジェクトプランニング:五十嶋 さやか(株式会社内田洋行 ICT R&D ディビジョン)
執務フロア空間設計:玉置 加渚帆 / 食堂・カフェフロア空間設計:家城 知凡 / レセプションフロア空間設計・家具デザイン:小林 健一・筧 浩石 / 杉家具・旧東京駅松杭ベンチ実施設計:中尾 浩士 / 鉄道林調達:谷知 大輔(タニチシステム)/ 映像制作:鈴木 有吾 / エントランスイラストレーション:森 麻衣子 / 食堂グラフィック・鉄道林ロゴデザイン:下妻 賢司 / 映像・コンテンツデザイン:倉内 慎介

JR東日本東京建設プロジェクトマネジメントオフィス様は東日本地域の様々な駅施設や鉄道施設の建設整備のほか、生活サービスを通じて人々の暮らしの豊かさを生み出し、地域や社会へ貢献されています。事業の根幹は今も昔も変わらず「究極の安全」ですが、この変わらぬ価値を提供するために最新のテクノロジーを取り入れ、変わり続けています。私たちは、オフィスづくりのコンセプトを「変わらぬ価値と変わる価値」とし、これからのワークスタイルについてお客様と議論を重ね、このコンセプトを実感しながら暮らすことができるオフィスを目指しました。長く使えて愛着の持てるデザインをベースに、未来に様々な変化を繰り広げられる余白を持つワークプレイスが実現しています。
 今回のプロジェクトでは、先人の思いを感じ、企業ビジョンを未来に伝えるデザインとして、①鉄道林の活用:風雪や雪崩、落石などから線路と人命を守るために整備されている鉄道林を活用して各フロアの家具やインテリアにデザイン。②旧東京駅の松杭再利用:東京駅保存復元工事で出土した旧駅舎を100年支えてきた松杭を再利用しベンチとしてデザイン、レセプションフロアで利用しました。新しいオフィス空間で働く社員の皆様、来訪される皆様に愛されています。

※鉄道林活用についての動画/https://youtu.be/xOX4Lm-9r7s

2023年度第36回日経ニューオフィス賞ニューオフィス推進賞受賞

https://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2023/jreast.html

2022年第8回ウッドデザイン賞受賞ソーシャルデザイン部門
https://www.wooddesign.jp/db/production/1782/




  鉄道林活用についての動画/https://youtu.be/xOX4Lm-9r7s

関連サービス

グランドデザイン

グランドデザイン

システムデザイン

システムデザイン

コンテンツデザイン

コンテンツデザイン

空間デザイン

空間デザイン

働く場

働く場

ページ上部へ